東京都港区高輪は高級住宅地だと言われていますが、その根拠として大企業の由緒正しきお屋敷建造物が多数存在している事があげられます。
そんなお屋敷の一つとして、東芝山口記念会館がかつてありました。
え?「かつてありました」って?
そう、今は東芝山口記念会館はもうありません。
去年(2016年)秋に東芝から他へ売却されてしまい、「東芝山口記念会館」という名前ではなくなったのです。
ですので、取り壊されてしまったとか建物自体に改変が入ったというわけではありませんのでご安心ください。
東芝については財務体質の悪化や監査体制などかなり危機的な状況になっているニュースをここ数か月毎日のように目にしますが、半年前の時点でかなり火の車だったのですね。
東芝山口記念会館の由来
東芝山口記念会館の由来や建物の特徴については下記のサイトをご覧ください。このブログに書くとコピペと同様になってしまいかねないので書きません。
実地レポート
では、今はどんな名前になっているのでしょうか?実際に現地へ行ってみました。
JR山手線品川駅から第一京浜を田町駅方面に歩いて約10分、新駅予定地の近くにある高輪二丁目交差点から桂坂を少し上った所に元・東芝山口記念会館はあります。
玄関横のプレートを見ると。。
「高輪館」て。。
それにしても、誰に買われたのでしょうか?
この名前だと、誰が所有しているのか皆目想像できませんね。
調べてみると、売却先は日本テレビホールディングスのようです。
まあ「日本テレビ 高輪会館」みたいなあからさまな名前にするのもまた反発を食らいかねないという配慮があるのでしょうが、「高輪館」だとあまりにもシンプル過ぎるように思います。
だいいち、「高輪館」でGoogle検索してもこの建物について調べられなくなってしまいました。今のところこの建物についてWeb検索で調べるには、旧名称である東芝山口記念会館で検索するしかありません。
日本テレビさんに望みたいこと
日本テレビさんが何のために高輪館を東芝から買ったのかはわかりませんが、今後の運営についていくつか希望させて頂きたいことがあります。
まずは「和彊館」とか「開東閣」みたいな格好いい固有名称を命名して頂きたいです。今の名前はシンプル過ぎて、せっかくの由緒正しき建物なのにチープさを感じてしまいます。
そしてできるものならば、由緒ある美麗な建物なので、一年に2~3回くらいのペースで有料で一般公開して、そのお金で随時メンテナンスして永久保存が理想だと思います。
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