武蔵村山で糧うどんを頂いてみた。

東京

この記事では東京都武蔵村山市について、市を代表する名物グルメ・糧うどん(かてうどん)を中心に紹介します!

漫画がきっかけ

私が武蔵村山市と糧うどんに興味を持ったきっかけは、Web漫画「武蔵くんと村山さんは付き合ってみた。」です。

「武蔵くんと村山さんは付き合ってみた。」GANMA!サイトへのリンク

 

漫画を読めば武蔵村山市へ行って糧うどんを食べてみたい!と思うこと請け合いです。是非読んでみて下さい!

四コマ漫画ですが既に公開されている分だけで180話以上もあるので、読み応えありますよ!おまけに全て無料です!

 

武蔵村山市へ行くにはバスしかない

武蔵村山市は東京都の市なのですが、鉄道が通じていません。。

一番メジャーな交通手段は立川駅からのバスです。立川から武蔵村山市役所方面行きのバスは10分に一本くらいの頻度で運行されています。

先日休日の昼ごろにバスに乗ってみましたが、かなり混んでいました。

このほかバス路線としては、知る人の間では有名な都バスの梅70系統が武蔵村山市中心部を横断する形で通っています。

梅70系統は1時間に1~2本程度の運行頻度ですが、青梅と花小金井駅を結んでいる今となっては関東屈指の長距離路線バスです。

将来は多摩都市モノレールを延伸させる構想があるようです。

武蔵村山市の様子

武蔵村山市は東京都三多摩地区の北端で西の方に位置します。

埼玉県と接する北の方は多少山がちになっていますが、市の面積の大部分は武蔵野の台地で平坦な土地です。

ただ水はけがよくなかったため、面積の多くは水田ではなく畑として耕作が行われてきました。

 

戦後の高度成長期から20世紀末にかけては武蔵村山市の産業の中心として日産の工場がありました。

が、ゴーン氏のリストラの影響で今では日産の工場は撤退してしまいました。その後工場の跡地のごく一部にイオンが経ちましたが大部分はいまだ空き地のまま。。という状況です。

日産工場跡地はこんな感じの巨大な空き地になっています。

 

日産工場なき今、武蔵村山市で最もメジャーな施設は大きなイオンモールです。ここも日産工場跡地の一部とのことです。

 

村山糧うどん

村山糧うどんについてはこのページで紹介されています。

今回私は、イオンモール入り口の真向かいにある村山糧うどんの有名店笑乃讃(えのさん)に入ってみました。店のサイズは普通かちょっと小さめといった程度です。


有名店だけに多少順番待ちで並びましたが、お店の方の接客対応が良かったためあまり気になりませんでした。

並びはじめから、席について注文してうどんが出てきて食べ始めるまでのあいだ約30分弱[1]土曜日の13時ごろだったので、おそらく最も混んでいる時間帯だと思います。

 

村山糧うどんはこんなおうどんです!

笑乃讃で注文した肉汁きのこうどん大(麺300g)とかしわ天です。これで千円でお釣りが来ます。

 

それでは三銃士式レビューします!

麺は太くてコシがあります。同じ武蔵うどんでも加須うどんのように加水の多いしなやかな麺ではなく、どちらかというと武骨な印象の麺です。

また麺の色も「透明感・真っ白」系ではなくむしろやや黄色っぽい感じで、まさに小麦のありのままを味わう感じです。

と言うとボリュームがあって食べごたえがある感じがしますが、不思議とつるつると大量に食べることができてしまいます。

今回私は大盛りを注文したのでおなか一杯になっちゃうかな?と思いましたが、意外と難なく食べられました。

スープ

村山糧うどんは上の写真で分かる通りつけ汁うどんです。

つけ汁に入っている具は店によって特色がありますが、私が訪れた笑乃讃さんは肉汁きのこうどんと銘打っていて豚バラ肉やきのこ類がふんだんに入っていました。

元々しょうゆの効いたつけ汁に肉・キノコといった出汁の効く具材が入り、とても味わい深かったです。

村山うどんの具としては、天ぷらがメジャーであるようです。

笑乃讃ではかしわ(鶏肉)天・野菜天などが注文できるのに加えて、私が訪れた時にはサービスでめざし[2]いわしの干物のことです。の天ぷらを出してもらえました。

めざしの天ぷら。。?それ美味しいの。。?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、めざしと聞いてイメージする硬さは意外となくて、美味しかったです。

糧うどんの「糧」とは?

さて、糧うどんの「糧」とは何でしょうか?

先に答えを言うと、うどんの付け合わせとして提供される湯通しした野菜のことです。

 

一般的な日本語で「糧」というとどちらかと言えば穀物系の主食をイメージしますが、糧うどんで言う糧は主食に付いている付け合わせなのです。

付け合わせと言ってもネギやしょうがのような薬味でもありません。

また糧自体には味は無いので、「おかず」や「具」といわれる食べ物とも違うものです。

まさに「糧」としか言いようのない、独特の概念なのです。

 

うどんを食べるにあたって糧と交互に食べると、不思議と飽きがこず沢山食べられるような気がします。

先ほど麺の紹介で大量の麺を意外と難なく食べることができた秘密はこの糧なんですね。

かたくりの湯

美味しくいただいた村山うどんの余韻をかみしめつつ埼玉県境の方へ歩くこと数十分。

山あいへ入ったところに、かたくりの湯という日帰り温泉施設があります。

漫画でもたびたび登場してキャラクター達が親交を深めているこの温泉施設。

楽しみに訪れましたが現在改装中で、2018年春先に再オープンの予定とのことです。

 

営業再開が楽しみですね!

なお、この施設へは多摩都市モノレールの終点・上北台駅から武蔵村山市の市営バスが運行されていますので何十分も歩きたくない方はこちらをどうぞ。

おわりに

武蔵村山市には上記で紹介したほかにもデイダラボッチ伝説や横田トンネルなど見所があります。

何より、地方都市っぽいんだけど都内っぽくもある独特の感じが印象的でした。

もうちょっとかみ砕いて言うと、都心や近郊のような人込み感は無くて広々のんびりとした感じなのですが、地方のような閉塞感やマイルドヤンキー感も無い。

こんな場所はありそうでないかも!?と思いました。

少なくとも糧うどんを味わうだけでも行った価値があると思いますので、是非一度訪れてみて下さい。

 

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References

References
1 土曜日の13時ごろだったので、おそらく最も混んでいる時間帯だと思います。
2 いわしの干物のことです。
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