この記事では東京駅から一番近い銭湯(公衆浴場)を紹介します!
東京駅から一番近い銭湯(公衆浴場)は、銀座湯といいます[1]以前は八重洲地下街に東京温泉という公衆浴場がありましたが、2007年に廃業されてしまいました。。
東京駅からも歩いて行けますが、最寄り駅は都営浅草線宝町駅になります。
東京駅には新幹線の他、多数の高速バスが到着します。高速バスというと夜行バスが頭に浮かびますが、昼行バスも関東各地のほか名古屋・大阪からも多くの便が東京駅へやってきます。
銀座湯は長時間の昼行バス旅で疲れた体を手っ取り早くいやすのに最適です。
また、夜行バス旅の前に体を清潔にしておくにももってこいです。
また、宝町駅は羽田空港・成田空港双方からのアクセスが良いです。
長旅の途中のひと時、湯船で存分に足を伸ばして暫し休息のひと時を味わってはいかがでしょうか。
銀座湯への行き方
銀座湯の最大のアドバンテージはその立地です。
新幹線・JR在来線・地下鉄丸の内線東京駅からも歩いていくことができますし、地下鉄浅草線宝町駅、地下鉄銀座線京橋駅、地下鉄有楽町線銀座一丁目駅からそれぞれ歩いてすぐの場所にあって、交通の便は非常に良いと言えます。
この記事では宝町駅から銀座湯への行きかたを紹介します。東京駅から宝町駅までの行程については、下の記事を参照してください。東京駅から銀座湯まで歩いて15分くらいで行けます。近い!と言い切って良いでしょう。
宝町駅A3出口から地上に出ると、下のような光景となるはずです。
少し先に高速道路の高架があるので、高架下まで直進し、高架をくぐったらすぐ先を右折しましょう。
すると、突き当りに見えているのが銀座湯です。宝町駅からだとすぐですね!
店内の様子とシステム
私は土曜日の午後4時頃に訪れましたが、やはり都心だけあって常に客足が途絶えず、銭湯としてサイズが小さいこともあってかずっと盛況に賑わっていました。
客層は地元の御老人に加えて、若い人の姿も途切れず見かけます。
あまり他では見掛けない銀座湯の特徴として、銀座湯は番台だけが1階にあり、脱衣場・洗い場・湯船は2階にあります[2]これは男湯についての情報です。女湯は1階にあるのかもしれませんが、私は男性なので分かりません。。。
番台で代金を払うと、最初にロッカーのキーを手渡されます。この点は他の多くの東京の公衆浴場とは違う点です。
ただ、来客が来店前に覚えておかなければならないことではないので、サービスレベルが悪いというわけではないと思います。
脱衣場
銀座湯の設備は全体的に平均的な東京の公衆浴場と比べて新しい雰囲気です。また、壁の色が基本白一色であるであることもあって清潔で現代的な雰囲気に感じました。
対して、体重計はアナログの昭和を感じさせるタイプです。
脱衣場の面積は広くはありませんが、洗面台は2つあり、トイレもシャワートイレなので充実した設備と言えるでしょう。
ただ、ロッカーの体積が狭いのが少し残念に感じました。場所がら旅行者に需要があると思うので、なおさら残念に感じます。同じ銀座にある金春湯が広いロッカーを備えていたのと対照的です。
洗い場と湯舟
洗い場の蛇口の数はあまり多くなく、銭湯の規模としては小さいと言わざるを得ないと感じました。
ただ、銀座湯の洗い場・湯船スペースはそこまで狭苦しさは感じません。ビル2階の立地を生かして窓が広く取ってあり、窓の向こうに他の建物が立ちふさがってもいないため、開放感があるのです。
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洗い場の蛇口のお湯は時によって温度に差があり、多少戸惑いを感じました。
銀座湯の内装のデザインは洗い場や湯舟は白基調のシンプルなものなのですが、湯船上のタイル画が見事で、他の内装のシンプルさがタイル画を一層引き立てています。
男湯は銀座四丁目の風景です。女湯は隅田川花火の風景とのことです。
このタイル画は一見の価値があります。東京の銭湯ここにあり!というアイデンティティを感じました。
湯舟のお湯の温度は東京の公衆浴場としては普通(一般的なスーパー銭湯の湯温と比べるとかなり熱い)と感じましたが、寒い日に入湯したことと、湯舟の温度計では42度だったこともあり、実は東京の公衆浴場としてはぬるめだったのかもしれません。
おわりに
銀座湯は東京駅、宝町駅、京橋駅、銀座一丁目駅から歩ける都心ど真ん中の銭湯です。
規模の小さいビル内銭湯ながら、渾身のタイル絵に東京の銭湯の矜持を見ました。
風呂の湯加減も東京の銭湯らしいです。
地方から東京へ来られた方が最初に東京を味わうスポットとして、また、長時間の高速バス旅で疲れた体をいやす場として、ぜひおすすめしたいです!
ちなみに、銀座湯は日曜・祭日が定休日です。行かれる際には気を付けてください。