この記事では、2017年5月にリニューアルされた鶯谷の萩の湯という銭湯を紹介します。
東京銭湯通常料金の大人460円で並のスーパー銭湯以上の広大な設備を楽しめる、超お得な銭湯です。
「都内最大銭湯」の名乗りは伊達ではありません!
萩の湯の場所
萩の湯は鶯谷駅北口から歩いて数分の場所にあります。
近辺には寛永寺や東京国立博物館、正岡子規ゆかりの文学碑や子規庵など見どころが多くあるので、観光のついでに訪れるのに適しています。私は国立科学博物館を訪れたついでに立ち寄りました。
また、谷中霊園が近いのでお彼岸やお盆にはお墓参りのついでに訪れてみてはいかがでしょうか。
とにかくコスパの高い設備
建物と入口
萩の湯は2017年5月に「ひだまりの泉 萩の湯」としてリニューアルオープンしました。
以前からマンションの低層階にある銭湯でしたが、リニューアル後はマンションも萩の湯も高層化しました。東京は土地の高度利用が進んでいますね。
1階から入って下駄箱に靴を入れ、階段かエレベーターで2階へ上がると券売機がありますので、入浴券を買ってフロントへ渡しましょう。
サウナは基本的に別料金[1]サウナは平日と土休日で料金が違います。ですが、サウナを使う場合だけ下駄箱の鍵をフロントへ預ける仕組みのようです。
キャパの大きい浴場設備
入ってみて驚いたのは、脱衣場も湯舟もとにかく広く大きいことです。
キャパが最大になるように(できる限りたくさんの人が入れるように)設計されていると感じました。
脱衣所のロッカー一つとってみても、通常のサイズだけでなく大きい(長い)荷物が入るサイズのロッカーがたくさんあります。
湯舟は古くからの一般的な東京銭湯くらいの温度の高温浴槽、普通のスーパー銭湯程度の温度の浴槽、炭酸泉、半露天のマイクロ気泡風呂、水風呂がありますが、これらも一つ一つの湯舟のサイズが大きくて、週末の人の多い時間帯であったにもかかわらずゆっくりと入ることができました。
炭酸泉と半露天の気泡風呂は低温の浴槽で、長時間入っていることができます。
同じような低温で気泡に包まれて長時間浸かることができる浴槽はテルマー湯などにもあり、最近の銭湯界のトレンドだと感じました。
いろいろと無料で財布に優しい
洗い場の蛇口にはすべてシャンプー・ボディーソープが完備されています。もちろん無料です。
さらに驚いたのは、脱衣場のドライヤーまで無料なのです。
シャンプー・ボディーソープ・ドライヤーともに安物ではない品質のものでした。
これで460円でいいの?週末なのに?本当にいいの?とコストパフォーマンスの高さにただただ感嘆するばかりでした。
東京23区内でこの広さ・設備を持つ浴場施設は通常スーパー銭湯扱いとなり、入浴料金は平日で700円、休日だと1000円取られてもおかしくないと思います。
休憩所も充実
萩の湯にはフロント階に休憩室兼食堂(食事処こもれび)があります。
こちらも並のスーパー銭湯を凌駕する規模で、メニューも軽食からガッツリ食事、お酒まで揃っています。
お昼時には入浴せず食事だけで利用することもできるそうです。
営業時間も充実
萩の湯には外せない特長がもう一つあります。
それは、営業時間です。
萩の湯は460円銭湯では珍しく、朝湯の営業が毎日あります。
朝湯は6時から9時までで、最終受付が8時半です。
朝湯はサウナ無料ですよ!
通常営業は午前11時から翌午前1時まで行っています。正午前後に営業している460円銭湯は意外と少なく、「真昼の銭湯」としても貴重な存在だと思います。
おわりに
鶯谷の萩の湯は460円で入れる東京23区最大規模の銭湯です。
都内や近郊のスーパー銭湯は週末の夕方には大混雑になりますが、萩の湯はキャパの大きさの割に知名度はまだ高くないため、穴場的存在だと思います。
朝湯の存在も見逃せません。夜行高速バスで上野駅等へ到着した時に疲れをいやす場所としてベストだと思います。
定休日は月1回、第三火曜日です。
References
↑1 | サウナは平日と土休日で料金が違います。 |
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