この記事では、墨田区にある御谷湯(みこくゆ)という銭湯を紹介します。
銭湯界で有名な今井健太郎氏の設計でリニューアルされたモダンな内装のビル型銭湯です!
御谷湯へのアクセス
御谷湯の位置はこの通り。都心近くの立地ですが、鉄道駅からは少し歩きます。
錦糸町・両国・本所吾妻橋・蔵前の各駅から歩けないことはない。。くらいの距離です。
公共交通機関を使って楽に行くなら、おすすめは都バスです。
御谷湯の最寄り停留所である石原三丁目バス停には、都02系統(大塚駅~錦糸町駅)と業10系統(新橋~豊洲駅~とうきょうスカイツリー駅)が来ます。
両系統とも多くの本数が走っており、とにかくいろいろな駅がルートに入っています。
都02系統:大塚駅前-新大塚-茗荷谷駅前-春日駅前-本郷三丁目駅前-上野広小路-御徒町駅前-新御徒町駅前-蔵前駅前-石原三丁目-錦糸町駅前
業10系統:新橋-銀座四丁目-築地-勝どき駅前-豊洲駅前-木場駅前-菊川駅前-石原三丁目-本所吾妻橋-とうきょうスカイツリー駅前
これだけ多くの駅から直通バスがたくさん走っているのです。便利な立地ですよね!
石原三丁目交差点から三ツ目通りを北上すると鰻屋さんがあるので、左折するとすぐに御谷湯があります。
御谷湯の設備
店構え
御谷湯は2015年5月にリニューアルオープンした、ビル型銭湯[1] … Continue readingです。
フロントは1階にあり、男女別に4・5階に脱衣場と浴場施設があります。男女は週替わりの入れ替え制です。私は4階のお風呂に入りました。
フロントからお風呂の階へはエレベーターで行きます。
最大の特徴はお風呂場のデザイン
脱衣場は新しい設備ながらも、ロッカーの材質をはじめ木製の造作が多く、ぶら下がり健康機やアナログ体重計といった昔ながらの設備も残されていて、伝統的な雰囲気を残した感じがして、「スーパー」じゃない銭湯としての矜持が感じられました。
この銭湯の設備の最大の特徴は洗い場と湯舟周りのデザインです。
設計は銭湯のリニューアル設計で有名な今井健太郎氏によるもので、非常にモダンな雰囲気で、高級感があり、それでいて成金趣味的にはならず、日本的で落ち着きが感じられる良い雰囲気でした。
ググればWebでも湯舟周りのデザインを見ることができますが、是非是非現場へ行って利用してみてください。
一見の価値ありです!
湯舟の種類は色々あり、古くからの東京銭湯並みの高温の湯舟もあれば最近はやりの低温でずーっと浸かっていられる系の湯舟もあります。
もちろん、マッサージ湯などの普通の銭湯にある設備は一通りあります。
ただ惜しむらくは、たくさんの種類の湯舟を詰め込んだ結果一つ一つの湯舟に狭さを感じざるを得ないことです。
なお、客層は地元の御老人がほとんどでした。私が来訪した時間が平日の17時ごろで、若い人はまだ働いている時間だったからかもしれませんが。。
黒湯です!
御谷湯のお湯は黒湯です。これはポイント高いです。
黒湯とは大昔の植物の有機成分がフミン酸などの成分となって湯に溶けている温泉です。東京付近の黒湯はヨウ素成分も含んでいて、特に黒いのが特徴です。
黒湯の温泉成分としての特徴は、とにかくお肌がツルツルになることです。
御谷湯で黒湯を存分に味わいましょう!
サービス
下駄箱の鍵を預ける方式です
御谷湯は下駄箱の鍵をフロントへ預ける方式です。覚えておきましょう。
銭湯には下駄箱の鍵をフロントで渡さなければならない銭湯と渡さなくてもよい銭湯があります。
どちらかというと渡さなくてもよい銭湯の方が多いので、多くの銭湯を巡っているとついつい鍵を渡さずに脱衣場へ入ろうとしてしまいがちになりますが、渡さなくてはいけない銭湯ではルール違反者のような扱いを受けてしまいます。
深夜まで営業
サービスの良い点としては、普通の銭湯よりも遅くまで営業していることが挙げられます。
普通の銭湯は午後11時~午前0時ごろまでに閉店する所が多いのですが、御谷湯は午前2時まで営業しています。
おわりに
墨田区の御谷湯はモダンな設備を持った黒湯のビル内銭湯です。
モダンな設備と黒湯、どちらも一見の価値がありますので是非一度行ってみて下さい。
定休は月曜日です。
References
↑1 | 私はビルの形をした銭湯のうち、銭湯設備が主であるものを「ビル型銭湯」、銭湯以外のマンションなどの設備が主であるものを「ビル内銭湯」と呼んでいます。 |
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