この記事では、立川にある美保湯という銭湯の紹介をします!三多摩地区では今や貴重になった古き良き銭湯。堪能しましょう!
美保湯の場所
今週もまた日曜の夕方が訪れてきて、銭湯で体もモヤモヤした気分も洗い流してしまいたくなりました。。
今日は立川駅近くにある美保湯という銭湯に行くことにしました。
美保湯は立川駅からであれば、道に迷わない限りはあまり時間はかかりません。
が、地図を見ながら行こうとすると南武線の線路に阻まれたりしてちょっと難しい場所にありますので、詳しめに案内しますね。
まず立川駅南口から出て左手にある階段を下り、グランデュオの建物に沿って東へ進みます。(WINS立川がある方へ行きます。)
WINS立川を横目に直進してしばらく進むと、ホテル日航立川がある錦町一丁目という交差点がありますが、この交差点も突っ切って直進します。
もう少し行くとローソンがあります。ここがポイントです。このローソンの隣に松山堂という薬屋?があるので、その向こう側の道を左へ入ります。直角ではなく、斜めに曲がる感じです。
しばらく進むと、南武線の踏切がありますので渡ります。
その後少し歩くと、郵便ポストがあるのでそこで左折します。
左折したら中央線の高架と、その向こうに大きなガスタンクが見えれば正解です。右側に美保湯があります。ちなみに、トヨタドライビングスクールまで行ってしまうと行き過ぎです。引き返して、郵便ポストを探しましょう。
美保湯の外観です。
建物の特徴と脱衣場
美保湯の建物の特徴は宮造りではないが、ビル内銭湯でもないという点です。意外とこの条件に当てはまる銭湯ってあまり無いような気がします。
玄関から入ったら、番台ではなく、カウンターで料金を払います。カウンター前に休憩スペースが広めにとってあります。
脱衣場はシンプルな感じで、ロッカーは公衆浴場ではよく見るタイプのものです。必要十分な設備はそろっています。ちなみにトイレは宮造り銭湯でよくある縁側にあるタイプですが、美保湯は東京23区内の宮造り銭湯でよくある「縁側・中庭の美観」に凝ってないです。生活感?に溢れてます。が、これはこれで良いと思います。
カウンター前の休憩スペースが広い分、脱衣場にはベンチなど休憩出来る設備がありません。
今回私が訪れたのは日曜日の17時頃でしたが、それなりにお客さんは居てガラガラではない印象です。客層は公衆浴場としては普通でほぼ全員お年寄りでした。
洗い場と湯舟
洗い場の設備は可もなく不可もなく普通ですが、中の島になっている蛇口にもシャワーがあります。また、石鹸類(ボディーソープ・シャンプー)が無料提供されています。これはポイント高いですね。
湯舟はオーソドックスなバイブラバス・座湯と小さめの湯舟の三部構成で、小さめの湯舟では薬湯や香料が入った湯が提供されています。私が入った日はレモン湯でした。湯舟の湯の温度は東京の公衆浴場としては少しぬるめですが、スーパー銭湯よりは明らかに熱いです。
湯舟の上の壁の絵は見事な富士山のペンキ絵。男湯と女湯ぶち抜きで一つの富士山の絵が書かれており、実に見事です。
富士山の手前には松島のような小さな島々が描かれていて、「どこから見た富士山なんだろう?」と思ったら、答えが書いてありました。西伊豆からの眺めだそうです。西伊豆からだと島の後ろに富士山を眺めることができるんですね。新しい発見でした。
宮造りではないですが建物の構造は宮造りと似ているので天井が宮造りと同様に高く、入っていて開放感を感じます。富士山以外の塗装はよくある水色塗装です。
外壁のタイルが40cm×30cmくらいの大きさで、あまり見かけない大きさかなと思いました。
おわりに
私は美保湯に入ったことで、週明けまた仕事に行くのに十分な気分転換をすることができました。
立川市には4つの銭湯がありますが、正直その中で美保湯は最も分かりにくそうな場所にあり、今後も大丈夫なのだろうかと少し不安がよぎります。
しかし、宮造りとビル内銭湯の良い所取りをしたような建物といい、見事な富士山のペンキ絵といい、銭湯ファンの方々にはぜひ足を伸ばして頂きたい逸品銭湯だと思いました。