2017年4月24日に、西武秩父駅前に祭の湯(まつりのゆ)というスーパー銭湯がオープンしました。
この記事では、2017年5月1日に早速祭の湯に入ってみた感想を紹介します。
祭の湯へのアクセス
祭の湯は「西武秩父駅前温泉」と銘打っているだけあって、西武秩父駅と直結しています。
あの花聖地巡礼やゴールデンウィークの芝桜といった秩父方面への観光拠点として、また三峯神社や長瀞峡など秩父鉄道沿線観光からの帰路に疲れをいやすための立ち寄り湯として大変便利な場所です。
また、西武秩父駅改札口から祭の湯の入口へ行く途中には、祭の湯と同時に開店したと思われるお土産屋さんも充実しています。
設備は及第点!
私は2017年5月1日に利用しました。オープンから1週間しか経っていないので、設備はみな出来たてピカピカでたいへん気持ちよく利用できました。
湯舟の設備は屋内に炭酸風呂・シルク湯(微細気泡湯)・ジェットバス・水風呂・高温サウナ(テレビあり)があり、露天風呂には「花見湯」という温泉成分の湯舟と岩風呂・壺湯・寝湯があり、一通り必要十分な設備が揃っています。
ただ、炭酸風呂に今一つ炭酸が溶けていないような気がしました。私がテルマー湯のハイスペック炭酸風呂に慣れ過ぎただけなのかもしれませんが。。
洗い場には結構なグレードのボディソープ・シャンプー・コンディショナーが完備されています。
男湯のドライヤースペースには化粧水などの化粧品はありません。(女湯にはあるようです)
「くつろぎ処」にはリクライニングシートがあります。電動リクライニングで、シートごとに個別に配されたテレビに加えてコンセントと読書灯が完備されています。くつろぎ処の目の前には秩父の街並みを臨むことができます。
ロッカーや洗い場・湯船・くつろぎ処のスペース(キャパシティ)は首都圏郊外のスーパー銭湯よりも多少こじんまりとしています。くつろぎ処の設備が充実しているだけに、おそらく休日の夕刻にはずっと満員状態になるものと思います。
朝風呂が狙い目!ただし。。
祭の湯には朝風呂サービスがあります。朝6時から9時まで利用できますが、最終受付は8時半です。
通常の時間だと大人は平日で980円、週末やハイシーズンだと1,080円かかりますが、朝風呂だと760円で入ることができます。
私は西武池袋を午前5時15分に出る電車を乗り継いで西武秩父まで行き、7時過ぎに朝風呂で入店し、8時ごろまで入っていました。さすがにゴールデンウィーク期間中とはいえ朝7時台にはあまり客はおらず、気持ちよく入ることができました。
ただし、朝風呂を使う場合の注意点が一つあります。
タオルセットの料金は、朝風呂の時間帯でも通常の時間帯と同じ料金がかかります。
つまり、タオルを貸してもらうと、朝風呂の時間帯でも平日1,200円、休日1,300円を徴収されるのです。
私はタオルを含む銭湯セットを常に持ち歩いているので朝風呂料金で利用できましたが、普段タオルを持ち歩く習慣のない人は注意しましょう。
帰ろうとしても精算待ちで出られないかも。。
祭の湯へ入場したらフロントへ下駄箱の鍵を預け、代わりに帰りの際の精算のキーとなるリストバンドを渡してもらいます。このため、必ず帰り際にフロントで精算することとなります。
フロントはあまり間口が広くなく、かつ来店客と精算客の両方を相手にしなければならないため、休日の混雑時には精算のために多くの客がカウンターに並ぶこととなります。
駅前という立地だけに祭の湯を出た後は電車を使う方が多いでしょう。帰り際の精算の際には時間に十分に余裕をもってカウンターに並ぶようにしましょう。
オープンから数か月の間はカウンターの店員も慣れていないので、連休や夏休み期間の夕方の特急列車発車時刻付近ではカウンター前に長蛇の列ができることも十分あり得ます。
お土産を買って特急に乗って帰るつもりであれば、特急の発車時刻の30分前にはカウンターに並ぶようにしないと危険だと思います。
おわりに
少々辛口になりましたが、西武秩父駅前温泉祭の湯の紹介をさせて頂きました。
オープンしたての観光施設のサービスはこなれていないことが多いものなので半年もすればある程度利用しやすくなってくると思いますが、お盆や正月といったハイシーズンには出口カウンターでの精算を中心にかなりの混雑が避けられないと予想します。
それでも宿泊や朝風呂といった営業時間の長さを上手に利用したり、池袋からのアクセスの良さを生かして平日に有休を取って日帰りで行くなど工夫次第でゆったりと使うことは十分できます。
最新のスーパー銭湯設備を是非楽しんでください。