品川駅から歩ける銭湯。味のある設備、これぞ日本!吹上湯を紹介します

銭湯

この記事では、北品川駅近くにある吹上湯という銭湯を紹介します。昭和を感じさせるビル内銭湯で、味があっておすすめです。品川駅からでも歩いてすぐなので、プリンスホテル近辺の雰囲気に飽きたら是非訪れてみて下さい!

 

北品川~新馬場界隈

特に用事のない休日は朝からずっと寝たりネットサーフィンしたりブログを書いたりして、気が付けば夕方になってしまった、、なんてことが良くあります。

出不精ですね[1] … Continue reading

そんなわけで北品川から新馬場にかけての旧東海道と、北馬場参道通りへ散歩に来てみました。

 

この日は陽が沈むのが早かった上に雨だったので散歩に来た頃には既に真っ暗だったのですが、このあたりの商店街は旧街道の宿場町をイメージした明るいライトでずっと照らされているので、非常に明るいです。雨が降っていなければ、人で賑わっていることでしょう。 

北品川の銭湯

このあたりの旧東海道近くには、二つ銭湯があります。

一つは新馬場駅近くの天神湯で、もう一つは北品川駅近くの吹上湯です。

少し天王洲方向へ歩いた東品川まで含めれば、海水湯という銭湯もあり、このあたりはちょっとした銭湯充実地帯です。

天神湯は最近のモダンな建物で平成の風情、海水湯は昭和末期頃の風情、吹上湯は高度成長時代かその前くらいの風情が楽しめます。

それぞれの良さがあるので、3軒近くにあっても飽きません。

また、3軒とも定休日が別になっているので、どこかが閉まっていても他のいずれかに行けば銭湯を楽しめるようになっています。

今日は、北品川の吹上湯へ入ってみました。

 

品川浴場組合(品川区公衆浴場商業協同組合)は品川区内の銭湯が組合員となり運営している協同組合です。

 

吹上湯

吹上湯は小さめのビル内銭湯です。

私が訪れたのは日曜日の夕方でしたがそれほど混んでおらず、どちらかと言えば空いていました。

雨天だったことと、夕方と言ってもピークよりはやや早めの時間だったからかもしれません。

 

全体的にひなびた風情でこじんまりとした佇まいです。

ただ、こじんまりとはしていますが、マッサージチェアなど通常銭湯に存在する設備は揃っていました。

洗い場へ入ってみます。

一部シャワーの設置されていない蛇口がありますが、空いているので通常はシャワーが使えないことはないでしょう。

洗い場の蛇口のお湯はかなり熱く、水で埋めないと体に掛けられない温度です。ただ、水の蛇口が勢いよく出るので、気にはなりません。

湯船のお湯の温度は東京の銭湯らしい全国平均よりは明らかに熱めのお湯で、私にとってベストな湯加減でした。

浴槽の設備には特に凝ったものはありませんが、品川保健所の注意書きなど昭和感を醸し出すアイテムがあって、レトロ感を楽しむには十分です。

 

この銭湯の良さは、何と言ってもガラス窓の飾り細工と風呂場のタイルモザイク絵です。

これらの存在だけでこの銭湯は来る価値があると言っても過言ではない程です!

ガラス窓の飾り細工は洗い場と脱衣場の間を仕切るガラス窓のガラス細工で、全面にエンゼルフィッシュのような魚と昆布のデザインが施されています。

湯船につかっていると正面にあるので、自然に目に入るはずです。

ガラス細工の情景を見ながら湯船に浸かっていると海の中に居るようだとは言い過ぎかもしれないが、非常に価値のあるものだと思いました。

タイルモザイク絵は洗い場の男女仕切り壁と、浴槽の奥にあります。

男女仕切り壁は白鳥のデザインで、浴槽奥は日本のどこかの風景画のようです。

他の設備がひなびているせいか、タイルモザイク絵は色が鮮やかできれいに感じました。

こちらも、いかにも昭和の銭湯感が溢れており、一見の価値があります[2]これらのガラス窓飾り細工とタイルモザイク絵のデザインは男湯のものです。念のため。

脱衣場も昭和レトロのひなびた感じが満載で、見上げると目に入る天井扇がまた良い雰囲気を醸し出していました。

 

おわりに

吹上湯は北品川駅から歩いてすぐの位置にあります。

が、京急は駅間が短いので、品川駅からでも歩いて10数分しかかかりません。

品川の外国人観光客で溢れたホテルに飽きたら、吹上湯と旧東海道へふらっと歩いて行ってみてはいかがでしょうか?

本来の「日本」を十分味わうことができますよ!

吹上湯のガラス細工とタイルモザイク絵は必見です。

なお土曜定休なので、休日銭湯散歩派の方は注意です。

 

References

References
1 記事の主題とは関係ありませんが、昔いしいひさいち氏のマンガで「出不精」と「デブ症」を聞き違えたというネタを思い出しました。どうでもいいですね。
2 これらのガラス窓飾り細工とタイルモザイク絵のデザインは男湯のものです。念のため。
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