私はGPD PocketをメインPC兼モバイルPCとして使っています。
外出時のPC環境が軽く便利になっただけでなく、自宅でもNUC的な省スペースPCとして不満なく快適に使うことができています。
この記事では、GPD Pocketをこれから手にする人に向けてメイン&モバイル兼用PCとして使うためにそろえた装備と施している設定をご紹介します。
快適にGPD Pocketを使える利用環境
私のGPD Pocket利用環境は以下の通りです。
この利用環境で、全く不満なく快適にGPD Pocketを使うことができています。
外出時
外出時のGPD Pocketのお供はこれらのグッズです。
- ボディバッグ
- 純正ケース
- ACアダプタ
- モバイルバッテリー
- 充電ケーブル
ボディバッグ
GPD Pocketが小型サイズであることの最大のメリットは、下のような斜め掛けボディバッグに周辺機器や折り畳み傘などを含めて余裕で入ってしまうことです。
もう1サイズ大きいキーボード付きPCはLenovo YOGABOOK with Windowsになりますが、YOGABOOKでは斜め掛けボディーバッグにはどう頑張っても入りません。
純正ケース
GPD Pocketを持ち歩くなら純正ケースが超おすすめです。
- ピッタリサイズで場所取らず
- フタの開閉はマグネットでらくちん
- ケースに入れた状態で充電可能
と、3拍子揃って良いことずくめです。
ACアダプタ
GPD Pocketを外で使うならモバイルルータまたはテザリングスマホが必須になるため、ACアダプタは付属品のものよりもGPD Pocketと同時にそれらのモバイル機器も充電できるタイプが適しています。
加えて、せっかくGPD PocketはPD対応なのでACアダプタもPD対応のものが良いですよね。
その条件でできるだけ軽いACアダプタを探した結果がこちらです。
旅行の泊りの際に使いましたが、GPD Pocketとスマホを問題なく充電できました。
モバイルバッテリー
GPD Pocketの充電容量は7000mAHなので、それ以上のサイズが欲しいところです。
また、ACアダプタがUSB-C対応ならモバイルバッテリーもUSB-C対応が良いですよね。
その条件でできるだけ軽いモバイルバッテリーを探しました。
薄型なので、ボディーバッグに入れても場所を取りません!
問題なく充電できますが、GPD Pocketのバッテリーは長時間の使用に耐えるので、ぶっちゃけ実は本気で使う状況になったことは今までありません。。
充電ケーブル
私は、GPD Pocketの付属品の充電ケーブルを持ち歩き用に使っています。
理由は付属品ケーブルは実はCtoCケーブルの中では日本メーカーのUSB2.0のケーブルよりも細いことと、GPDでの梱包時にジグザグ型に折りたたまれてクセがついているのでボディバッグに仕舞いやすいことです。
自宅利用時
自宅でGPD PocketをメインPCとして使う際のお供として、こんなグッズを使っています。
- 外付けディスプレイ
- 外付けメカニカルキーボード
- PC2台切り替え可能マウス
- ディスプレイケーブル
- 電源ケーブル
外付けディスプレイ
私の部屋は狭いので、比較的安価に売っている外付けディスプレイの中でできるだけ小さくベゼルの細いものを選びました。
またGPD PocketにはHDMI出力があるので、HDMI入力を備えたディスプレイが適しています。
その条件で選んだディスプレイがこちらです。
特に画像のブレや遅延もなく、快適に使うことができています。
外付けメカニカルキーボード
自宅でのキー入力はメカニカルキーボードを導入すると超はかどります!
快適な入力をとことん追求して作られているゲーミングキーボードも良いのですが、私が使っている机の表面積は超狭いので、できるだけ表面積を取らないキーボードを選びました。
また、いちいち外出・帰宅のたびにキーボードを付けたり外したりするのが面倒ですよね。GPD PocketにはBluetooth機能が付いているので、Bluetooth接続ができるものが良いです。
以上の条件で選んだのがこちらのキーボードです。
私はMajestouchを10年近く使っていて慣れているという事情もありますが、それを差し引いても入力が(私の体感で)安物キーボードの10倍はかどりますよ!
2台PC切り替え利用可能マウス
GPD Pocketはスピーカーがモノラルであるため、音の再生が今一つです。
そのため、音楽再生(BGM)用に以前持ち運び用のPCとして使っていた(そして残債が残っていて買い取りに出せない)Surface3を使っています。
このため、自宅ではたやすく2台のPCを切り替えて操作できるマウスを使っています。
このマウスはホイールのすぐ下にあるボタンを押すと簡単に2台のPCを切り替えて使えるため、大変重宝しています。
ちなみにこのマウスの売りである「FLOW」機能で2台のPC間のクリップボードコピー機能などを使ってみたのですが、私の部屋が家の端っこにある関係でWi-Fi環境が良くないためか動作が極端に重くなることがあり、今一つでした。。
ディスプレイケーブル
GPD PocketのHDMI出力端子はmicro HDMIなので、microHDMI⇔HDMIのケーブルを選びました。
このケーブルで、問題なく使うことができています。
電源ケーブル
GPD Pocketに電力を供給するケーブルです。
電源ケーブルを外出用と自宅用で兼用にするといちいち外出・帰宅のたびにケーブルを外したり付けたり荷物に詰めたりと非常に面倒です。電源ケーブルは2本用意する方が便利ですよ!
CtoCでPD対応、かつ5A出力対応のケーブルが良いです。
充電用なので、データ伝送能力はUSB2.0で良いでしょう。
私は純正ケーブルは外出時の持ち運び専用にして、家ではこのケーブルを使っています。
自宅でGPD Pocketを使っている様子
上記の周辺機器を使ってGPD PocketをNUC的な狭小スペース対応PCとして使っている様子がこちらの写真になります。
※GPD Pocketは缶酎ハイの後ろにあります。Windows10の設定で画面を閉じてもスリープ状態にならないようにしていますが、画面を完全に閉じるとなぜかマウスの操作ができなくなるため、わずかに開けた状態で使っています。
※※右側に置いてあるのがBGM用のSurface3です。
以前は13インチのノートPC+外付けキーボードに机が占拠されていたのですが、GPD Pocketに変えてから狭い机ながらも多少の飲食物を置きながら作業できるようになり、非常に満足しています。
GPD PocketのメインPC用途
私はGPD Pocketを下記の用途に使っています。
- ブラウザ(Chrome)でネット閲覧&ブログ記事作成・更新
- Office2016でExcel・Powerpointを編集
- 会社のVPNデスクトップ環境へアクセス
GPD Pocketを使いだして半月の間、全く不満なくこれらの用途をこなすことができています。
Office2016の使い心地も良好!
GPD Pocketの画面サイズは10.1インチ未満なのでOffice Mobileをインストールすれば無料で使うことができるのですが、私はMicrosoftにお金を払ってOffice365 Soloを使っています。
Office Mobileは既存のOfficeファイルのちょっとした修正くらいは十分できるのですが、やはり使い慣れた本格的なOfficeであれば作業性が格段に上がります。
下記のブログ記事はPowerpoint2016を使って画像キャプチャを貼り付け→トリミング→説明用吹き出しオブジェクトを追加→画像をPNGとして保存を多用して作成しましたが、すべて上記の自宅用環境でGPD Pocketを使って作りました。もちろん作業していて不満な点は全くありませんでした。
Windows10などの設定
私のGPD Pocket用途は上記のように比較的ライトなので、ほとんど初期設定から変更しないで使っています。
Windows10をクリーンインストールし直して使っている人もいるようですが、私は行っていません。
私が行っている設定は下記の2つです。
キーボードの設定変更
GPD Pocketの最大の弱点と評されることの多いキーボード配置。
慣れとは恐ろしいもので、事前にあれほど抵抗があったBackSpaceキーとDeleteキーの配置も1か月使うと気にならなくなってきました。
が、英語キー配列にはやっぱり慣れられず、日本語キー配列に変更しました。
もう一点、アプリケーションキーはすぐ横にある右クリックキーと同じ動作しかしないのであまりにも無駄を感じ、変換キーをアサインしています。
変換キーを設定しておけば、一度変換した漢字の再変換(変換し直し)ができて便利なのです。
それぞれの具体的な設定方法は、この記事をごらんください。
ふたを開閉してもスリープしないようにする
GPD Pocketの画面は高級感があって剛性が高い上に角度調整しやすくて非常に扱いやすいのですが、初期設定ではちょっとでも角度調整するとスリープしてしまうように設定されてしまっています。
これを避けるために、Windows10の設定でふたを閉めてもスリープしないようにします。
設定→電源とスリープ→電源の追加設定→カバーを閉じた時の動作の選択→カバーを閉じた時の動作:を「スリープ状態」から「何もしない」へ変更
購入当初はいろいろと試してみたりしましたが、今やっている設定は上記くらいに落ち着きました。
おわりに
GPD Pocketはとにかく小さいので、重いゲームや開発環境を使う用途がなければ持ち運びだけでなく自宅でもNUC的な省スペースPCとしてメイン使いすることが十分できます!
個人的には2017年最大のヒット商品だと思いますよ!