この記事では「にわかボカカラファン」たる私にとっての2018上半期ボカロ10選を紹介します!「ボカロ」と言っていますがUTAUの曲も含みます。早速行ってみましょう!
ロキ
誰もが認める、2018年上期のボカロ最大のヒット曲です。
「いーあるふぁんくらぶ」など、古くからボカロPとして活躍されているみきとPさん渾身の大ヒットナンバー。
爽快なロックンロールナンバーなのですが、ポイントは一人でもデュエットでも歌って楽しい曲に仕上がっている点です。
ボカロ好き同士のタカラではスタンダードナンバーになるでしょうね。
一人でカラオケで歌う時に注意したいのは2番の最初の方の息継ぎです。
2番の最初から「自意識まだBOY」までは息継ぎのタイミングがないので、2番に入る前に十分に息を吸っておきましょう。当分息継ぎができない覚悟を前もってしておけば、実際は息継ぎをせずに我慢しておけるレベルではあります。
Lust Blue
2017年上期の「帝国少女」で世に出て以来、精力的に曲を発表されているR Sound Designさん。
R Sound Designさんは都市的なポップスが美しいボカロPさんですが、この曲は女声の高音が特に美しく聞こえるメロディーで、特に最後のサビでは魅了されること請け合いです。ぜひ最後まで聴いてみてくださいね!
この曲は「逆音セシル」というUTAUがボーカルを担当しています。UTAUを使うことで、ボーカロイドよりも実際の人間の声に近い違和感のない歌声に仕上がっていると思います。
推定コンピュータ
重音テトは古参のUTAUですが、今でも曲が発表され続けているUTAUの代表格的存在です。
私はボカロ界隈の他に1970年代から1990年代にかけてのテクノ系ポップスも好きなのですが、この曲は1980年代前半のテクノポップスの良いところを取り出して結晶にしたような良質な曲です。
1980年代前半はテクノポップスに関する技術がどんどん進展してきていた時期で、1980~1985年までそれぞれ特徴があって分かる人には「この曲は1981年!」とか分かるところがマニアックかつ楽しいのですが、この曲は1983年を忠実に再現しているように感じます。
よるをおよぐ
もう一つ、前世紀の良い遺産を受け継いだ曲を紹介します。
この曲は1987~1992年あたりの都会的なポップス[1]Johnny Hates … Continue readingを忠実に再現した感じがして、非常に懐かしいです。途中で一瞬だけジャジーな曲調に変わるのもいいですね。
世余威ノ宵
蜂屋ななしさんは2017年の「HAPPY SHAPE」「GLEAM NEON」で第一線ボカロPの仲間入りをしたように思います。
この曲は歌い手の島爺さんへ提供された曲のボカロ版で、ドメスティックな感じのするアップテンポなナンバーです。
歌詞の詰め込みを覚えるのが少しハードル高いですが、音程的には無理がなく、かつ「HAPPY SHAPE」のように英語詞で難儀することもないので、歌って楽しい盛り上がるナンバーだと思います。
島爺さん名義でJOYSOUNDのカラオケで歌えるので、ぜひ歌ってみてくださいね!
NANIMONOにも成れないよ
この曲を作られたボカロPさんは「100回嘔吐」さん。ちょっとアレな名前ですが、2018年1月4日に投稿されたこの曲は、2018年最初のスマッシュヒットとなりました。
何者にもなれないことで悩む若い人の心理を歌った曲ですが曲調は非常に軽快なポップナンバーで、心地よく聴くことができると思います。
今後期待のボカロPさんの一人だと思います!
ハローディストピア
この曲は超高音歌い手として有名なまふまふさんが作詞作曲されたナンバーです。
最近流行りのボカロ曲の傾向として「とにかく重厚なアップテンポナンバー」と「とにかくおしゃれで軽快なナンバー」との二極分解が挙げられると思いますが、この曲は前者に振り切っています。
そこにまふまふさんらしいオリジナリティー溢れたサビ前~サビのちょっと引いたようなフレーズが印象に残る、好ナンバーだと感じました。
まふまふさんが超高音なおかげで、カラオケで男性が歌うに際してはキーを変えずにオク下で歌うとちょうど盛り上がる音程になると思います。
メルティランドナイトメア
2017年に「ドリームレス・ドリームス」で大物ボカロPの仲間入りをされたはるまきごはんさんによる渾身の一作。
昨年後半の「コバルトメモリーズ」は終末後の世界を描いた作品で私としては今一つ思い入れができずにいたのですが、この曲は抵抗感なく聴けて耳心地の良いメロディーだと思いました。
はるまきごはんさん自身によるセルフカバーも聴きやすく、カラオケのお手本としてもってこいです。
踊る恐竜さん
2017年発表の「猛独が襲う」が印象的だったボカロP、一二三さん。
一二三さんの作風は「花が落ちたので、」に代表されるちょっとドメスティックな感じのするロックナンバーなのですが、この曲はドメスティックさは残しつつアップテンポなさわやかなナンバーに昇華できています。
特にCメロ?の「らぁらったらぁらったらぁらったふううう」はカラオケでぜひ歌ってみたいですね!
WAA!!!!
2017年の(私的に)超ヒットナンバー「テオ」を世に出されたOmoiさんの作品です。
ぶっちゃけPet Shop BoysのGo Westとかはっぱ隊とかを想像してしまう曲調ですが、Omoiさんの得意とする2018年最新の耳心地の良いデジタルビートに乗せることでOmoiさんらしいオリジナリティーを表現できています。
何より、カラオケでサビラストの「だんだんだだん・・・わぁ!」を叫んでみたいですよね!
おわりに
いかがでしたか?
私の趣味はボカロ界隈の中でも「カラオケ」に偏っているのでメジャーなボカロPさんのナンバーがほとんどになってしまいますが、それだけにボカロを知らない方々にとっては入門編として適していると思います。
全部タダで聴けるので、損はしません!ぜひ聴いてみてくださいね!
References
↑1 | Johnny Hates Jazz辺りに始まる都会的で洗練されたポップスが、日本の音楽市場も1989~1992年あたりに席巻しました。日本でパッと思いつくのは女性コーラスグループのアマゾンズあたりですね。 |