この記事では東名高速の江田バス停から東急田園都市線あざみ野駅までの移動方法を写真入りで紹介します。地方からの上京の際にぜひ参考にしてください!
しばらくは東名のバス停について導入紹介文を書きますので、手っ取り早く乗り継ぎ方法を知りたい人はこのリンクをクリックしてくださいね!
導入
今や新幹線に並ぶ、長距離旅の隠れた花形移動手段になってきた高速バス。
しかしバスの弱点として、大都市圏での渋滞に弱いことが挙げられます。
特に東京の渋滞は酷く、西日本や東海地方から高速バスで東京へ向かうと、神奈川県から先で大渋滞に引っかかることがあります。
そんな時には東京都心までバスで行こうとせず、手前で降りて後は電車で都心に向かうのが時間の有効活用につながることが多いです。
この記事では東京より手前にあるバス停の一つ、神奈川県にある「東名江田バス停」を紹介します。
例えば地方からコミケへ詣でる際のルートとなど、使いこなせば物凄く便利ですよ!
東名東京付近の高速バス乗降拠点
東京及びその郊外にある東名高速バスのバス停を都心から近い順に挙げると、下の通りになります。リンク先は用賀PAのみ関東運輸局のサイトで、他は地図サイトです。
東京都心各地バスターミナル-用賀PA-東名向ヶ丘-東名江田-東名大和-東名綾瀬-東名厚木・・・
リンク先を見て頂くと分かりますが、東名向ヶ丘と東名綾瀬には近くに電車の駅がありません。
東名向ヶ丘は「向ヶ丘」と称しつつ、東名向ヶ丘から向ヶ丘遊園駅までは旅の途中で歩けるような距離ではないのです。
東名綾瀬は常磐線に「綾瀬」という駅がありますが、全く違う場所にあります。関西で言うと大阪府の柏原と兵庫県の柏原と滋賀県の柏原のような関係です[1]これら3か所の「柏原」は全部違う読み方をします。分かりますか?。
他のバス停はすべて駅から歩ける範囲にあります。用賀PAは東急用賀駅へ、東名江田は東急・横浜地下鉄あざみ野駅へ、東名大和は小田急・相鉄大和駅へ、東名厚木は小田急愛甲石田駅へそれぞれ歩けます。
では、いくつか電車へ乗り継げるバス停がある中で、東名江田を特に推す理由を紹介しましょう。
東名江田を推す理由
安い
例えばJRの東名ハイウェイバスだと、名古屋駅⇔東京駅だと5,250円だが、名古屋駅⇔東名江田だと4,930円です。
静岡駅なら2,930円vs2,520円と、東名江田がさらに優位になります。
あざみ野から渋谷までは東急で250円ですので、東京駅から目的地までの運賃を考えれば、東名江田を使う方が得でしょう。
この点、用賀PAを勧めている関東運輸局の施策では東急の用賀→渋谷の運賃を100円割り引いていますが、そもそも東京都心までの高速バス運賃を取られる上に更に割引後の東急の運賃を取られてしまいます。
とは言え一度切符を買ってから行先変更するのも難儀なので、最初に切符を買う時に、東名江田まで(または東名江田から)の切符を買ってしまいましょう。
止まるバスが多い
では東名大和・東名厚木の方が更に運賃が安いのでは?とお思いかもしれません。
これらのバス停に対して東名江田はやたらと止まるバス便が多いのです。
東名高速バスで東名江田に止まらない便は少なくとも上り便ではほとんどありません。
今後相鉄の乗り入れが充実すれば東名大和が再評価されるかもしれませんが、当面は東名江田の優遇は揺るがないでしょう。
都心の渋滞を避けられる
通常、都心まで高速バスに乗らないで手前で降りよう!という記事や主張ではこのメリットが前面に打ち出されていることが多いですが、私はそこまで大きいメリットとは考えていません。
理由
- 東名の渋滞はどちらかと言うと横浜町田IC~厚木IC間が主であり、これを完全に避けるには大井以遠まで行く必要があること
- そもそも後ろに予定時刻のある時には新幹線や飛行機を利用する方が良いこと
- 旅行の際に自分で運転しなくてよく、癒される静かな移動空間として高速バスの価値を見出しているので渋滞に遭ってもイライラすることがないこと
東名江田⇔あざみ野
行程付近の路線図を拡大してみましょう。
東急江田駅が東名高速道路と非常に近接しているので東名江田バス停は東急江田駅が最寄なのではないかと勘違いしやすいのですが、東名江田バス停の最寄りはあざみ野駅です。
東名江田バス停
それでは東名江田からあざみ野駅までの行程を紹介しましょう。
東名江田上りバス停はこんな感じです。バス停設備は正直あまり綺麗ではないです。
ここから出ましょう。
階段を降りると、このような案内板があります。
案内板の場所から真っ直ぐ行ってもいいのですが、ここではちょっと違う方法を紹介します。案内板の場所で右を向くと、降りて行く階段があるので降りましょう。
少し歩くと突き当たるので、左へ向かいます。
少し歩くと、渕上橋際という信号があります。子供の記念写真スタジオがある交差点です。ここを左折します。
途中にはドラッグストアがあります。忘れてきた化粧品などを買い揃えられますね。東京で銭湯などに行くなら、ここで銭湯グッズを揃えるのもいいかもしれません。
少し歩くと、あざみ野駅東側という信号があります。Rooms大正堂という家具屋があります。
ここを左折しますが、横浜地下鉄へ行く人は信号を渡らずに手前を左折しましょう。東急に乗る人は渡ってから左折です。
横浜地下鉄の人は地下鉄入口の看板が見えているので分かりやすいです。東急の人は、左折してから数十メートル進んで右を向くと、東急あざみ野駅の入口が見えます。
左側には案内地図があります。
逆にあざみ野駅から東名江田へ行く際には、東口から出て突き当たりの案内地図で左折→あざみ野駅東側交差点で右折→渕上橋際交差点で右折となりますが、東名江田下りバス停を通り過ぎてしまいやすいので気を付けたい所です。
渕上橋際から歩いて行くと東名のガードがあるので、それを通り抜けてからすぐ右へ、民家の裏の様な路地へ少し入っていきます。
振り向くとこのように分かりやすい看板が出ているのですが、あざみ野駅から来ると分かりにくいです。
東名のガードをくぐったら、5メートル歩くごとに振り向いて見るくらいの方が良いと思います。
このような登り階段があれば正解です!
あざみ野駅
東急あざみ野駅は元々はたまプラーザなどの陰に隠れた程良い住宅街だったのですが、地下鉄への乗り換えが出来てから便利で賑わいのある急行停車駅へ変貌しました。
渋谷からの乗り入れで大手町や神保町のほか、押上・春日部・果ては久喜や南栗橋まで直通しています。
なお、コミケ会場への足とするならば素直に渋谷で埼京線の新木場行きに乗り換えてもいいですし、休日なら急行大井町行きもあるので大井町からりんかい線へ乗り換えるのもおすすめですよ。
おわりに
書いてからふと気づいたのですが、最近の高速バスは路線バス系ではなくウィラートラベルなどのツアー系が中心なのかもしれませんね。
ツアー系は東名江田にはほとんど止まらずに都市中心部の駅前などへ直行してしまいます。
この記事は「路線バスの高速バス」向けということで、東名江田バス停からの乗り換えを紹介させて頂きました。
References
↑1 | これら3か所の「柏原」は全部違う読み方をします。分かりますか? |
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