この記事では、足立区~埼玉県東部~千葉県北部~茨城県南部ではメジャーな中華チェーン店、珍来について紹介します。
中華料理屋さんとはいえ、一番おすすめのメニューはソース焼きそばなんですよ!
珍来とは?
私は茨城県に行くと、ときどき無性に食べたくなるものがあります。
それは珍来のソース焼きそばと餃子です。
珍来とは東京23区東北部から茨城・千葉県にかけて多く広がる中華料理店の名称です。
都内なら亀戸や北千住などにあります。
チェーン店の珍来もありますし、暖簾分けの珍来もあって、一口に珍来と言っても大きく分けて4種類の珍来があるようです。
このあたりの珍来の実は複雑な状況についてはデイリーポータルZのこの記事が詳しいのでぜひ見てみてくださいね!
珍来実録レポート!
今回私がやってきたのは牛久市にある珍来岡見店です。
時は金曜21時。客は私の他には家族連れがひと組のみでした。
この珍来は圏央道の牛久阿見インターからほど近い県道沿いにあります。
高速道路インターチェンジ近くの県道沿いと言うとちょっと聞くかぎりでは良い場所に立地しているように聞こえますが、もともと駅からは遠い上に近隣に新しくバイパスができて旧道のような立地になってしまっていて、今やぶっちゃけかなりマイナーな場所となっています。
しかも地図を見ると分かりますが、至近距離に龍皇といういかにも競合していそうな中華料理店が営業しています。
そんな厳しい経営環境でも立派に存続しているところを見ると、近隣に住んでいる方々の胃袋をがっちり掴んでいるのでしょう。
珍来のアイデンティティその1:ソース焼きそば
入店して、さっそくソース焼きそばと餃子を注文しました。
待つこと約5分、先に出来上がったソース焼きそばが運ばれてきました!
美味しい!!
珍来岡見店のソース焼きそばを一言で言い表すと「懐かしい味」です。
昔むかし子供のころに、どこかで外食で食べた味。。
家でマルちゃん(東洋水産)やシマダヤのソース焼きそばを作っても絶対この味にはならないと思います[1] … Continue reading。
麺の太さは普通で、ややプリプリした歯応え[2]私の語彙が貧困で本当に申し訳ないのですが、「もちもちした歯応え」の真逆の概念を指しているとお考え下さい。です。
味はソースというよりはゴマ油が効いていて、いかにも「中華料理店のソース焼きそば」といった感じです。
また、これは珍来岡見店ならではの特徴だと思うのですが、キャベツを中心とした野菜がふんだんに入っていました。
以前別の珍来のお店で食べたソース焼きそばはもちもち太麺でもっとソースっぽい味だった記憶があるので、ソース焼きそばには同じ珍来でも店によってかなり違いがあって、店舗の特色が出やすいメニューなのだと感じました。
しかし普通の中華料理屋では味わえない珍来ならではのメニュー、ソース焼きそば。
首都圏北東部へ来たらぜひ味わっていただきたい名物料理です。
珍来のアイデンティティその2:餃子
ソース焼きそばを三分の一くらい食べ終わった頃に、餃子が運ばれてきました。
でかい!
ソース焼きそばには珍来各店の特色が出るのに対して、餃子はほとんどの珍来でサイズがものすごく大きいという共通の特徴があります。言わば珍来最大のアイデンティティーとでも言えるメニューなのです。
そしてこの餃子、見た目の大きさの割りにはなぜか簡単にペロリと平らげることができるのです。
とは言っても別に中身がスカスカなわけでもなく、具はそれなりに詰まっています。
味は普通においしいです。
めっちゃ美味い!!という驚きはありませんが、安定のおいしさです。
この安定感が珍来の珍来らしい所なのかもしれませんね。
おわりに
あまりにもおいしくて、私は焼きそばも餃子もあっという間に平らげてしまいました。
店ごとに特徴が出る焼きそばと、どの珍来でも安定した大きさとおいしさを誇る餃子。
常磐線・つくばエクスプレス・総武線など関東東北部に行かれる際には、ぜひ一度は珍来に行って中華料理店の焼きそばとでっかい餃子に舌鼓を打ってみてくださいね!
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