
By: Wiyre Media
私はこれまでいくつかのスマートウォッチを使ってきましたが、今使っているApple Watch series2は生活になくてはならない存在になっています。
以前使っていたwena wristやSmartwatch3と比べて、Apple Watch (series2以降)はスマートウォッチとして必要な機能を満たした初めてのウェアラブルデバイスだと考えています。
私が使っていて便利だと感じているスマートウォッチの利点とは何なのかというと、それはズバリ「本人認証」です。
2016年10月にApple Watch Series2向けにリリースされたSuicaに代表されるApple Payの店頭決済機能によって、「今支払いを行おうとしているこの人は、財産権を持っている本人なんですよ」と証明することができるようになりました。
このリリースが、ウェアラブルデバイスの使いみちに革命的な大きな進化をもたらしたのです!
ウェアラブルのすごいところ
Apple Watchなどの腕時計型をはじめとしたウェアラブルデバイスがスマホやガラケーといった従来のモバイル端末と決定的に違う点は下記の3つです。
- いつも人の肌に直接触れていること
- いつも外から見える位置にあること
- 物理的に人体に括り付けられており、他人には簡単に外せないこと
1.によって、手首の静脈の形などによる生体認証が現在の技術で可能です[1]Apple Watch Series2は生体認証ではありませんが、装着して最初に機能を使う時までにパスコードを入力してロックを外すことによって認証を行います。。
2.によって、いつでもすぐにスマートウォッチを自動改札機や自動販売機などの認証機器に触れ合わせたり情報を確認したりすることができます。
3.によって、スリなどの物理的な窃盗行為のリスクを極端に少なくすることができるとともに、本人の不注意により手を滑らせて落としてしまうリスクもほぼゼロにすることができます。
どう見ても、スマホよりセキュリティ面において優れていると思いませんか?
スマートウォッチで財布は無くせる
「認証」と言うと分かりにくいかもしれませんが、言い換えれば「本人証明」です。
スマートウォッチは、コンピュータシステムに対して、身に着けている人が本人であることを証明する機器として現状最も優れたデバイスなのです。
もっと分かりやすく言いましょうか。
スマートウォッチによって、財布やカードに類するものは全て無くしてしまえると断言できます。
例えば、現金や金券類を持っていることは「この金額を支払うことができる」という権利(財産権)を証明しているわけですが、財布にお札や小銭を入れて持ち歩かなくてもスマートウォッチだけで財産権を証明することができます。
他にも、スマートウォッチに情報を仕込んでおけば、社員証や免許証などの地位や資格を証明するカード類もいちいち持ち歩かなくてよくなるのです。
クレジットカード、キャッシュカード、お店の会員証、ポイントカード、保険証、家の鍵、印鑑、、
財布やポケットの中に入っているほとんどのものは何かしらの権利の証明書にすぎません。そして、それはスマートウォッチという腕時計の中に入れてしまえるようになったのです。
全て腕時計にぶっこんで、手首をかざして「ピッ」で認証にかかる手間を終わらせてしまえるようになったのですよ。
物凄い進歩ですよね!!
みんなが素直に「ちょっとした便利」を受け入れれば世の中は格段に進歩する
え?
財布から何か出す手間なんてたかが数秒位だから大して便利にならないですって?
そうやってみんながちょっとずつ不便な事をなあなあで受け入れてしまうから日本の生産性はいつまでたっても上がらないんです!!
ETCが良い例です。
一台一台の自動車の料金所支払いにかかる短縮時間はものの平均十数秒程度ですが、そのせいで物凄い渋滞が起きてたではないですか。
そんな料金所渋滞がETCを導入した効果でほとんど解消された事は、まだ覚えている方も多いでしょう。
今、スーパーマーケットやコンビニのレジでも同じことが起こっているのです。
「ピッ」の一瞬で済むことなのに、財布の中から小銭を選び出すのにいちいち時間をかけたりお釣りの千円札の数を何回も確認することで時間をかけて、大行列が発生してしまっています。
お店にとっても店員も足りなくなりますし顧客満足度もがた落ちで、誰もいい思いをしていないのです。
みんなが少しずつの幸せを受け入れれば、世の中全体では莫大な幸せが生まれるのです。
それともう一つ。
認証のためのデバイスを常に身に着けるという変化が起こると、その先に、今は想像もできないような変化が起こります。
必ず起こります。断言していいです。
一つ思いついたネタがありますので、紹介しますね。
コールセンターに電話すると、保留の待ち時間でかなり待たされた上に「××様御本人ですかぁ?」みたいなアホなやり取りをさせられるじゃないですか。
ああいう「住所氏名生年月日を覚えてる人はみんな本人」みたいなザル認証のための対話に時間がかかってしまっているんです。
お客さんもイライラするし、オペレータの時間も余計に使ってしまっていますよね。
そこで、スマートウォッチを着けて連携されたスマホから電話すれば本人確認OK、というような仕組みがあれば、そういったムダな時間は根絶できます。
うまく使われれば、コールセンターの保留の待ち時間自体かなり減らせるはずです[2] … Continue reading。
おわりに
そういうわけで、Apple Watch Series3は超絶便利アイテムであるだけでなく未来の世界を切り開く重要なアイテムだと思います。
買って損はありませんよ!
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